野良猫

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闇夜を照らす星々の産声が

宙の海をやさしく包む時


聞き分けのない私の小さな舟をあやして

眠りにつくまでどうか子守唄を


月まで届けて欲しい

銀の泡で包んだこの想いを

鯨が歌った愛のうたを


淡い光が満たす

丸い水槽を腕に抱いて泣いていた

深い 深い 紺色の中で

微かに耳に届いたメロディー


夜が呼んでいる

9/22/2023, 4:32:39 PM