七海 和美

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お題「鳥かご」(雑記)
ぎゃー、昨日電波悪かったせいか、書いた文章全部飛んだ!!
お題の更新前に気づいて良かった……。日中、このアプリはほとんど立ち上げないのに。

現住所の夏祭りとおまけの花火大会で、全然ネット繋がらなかった。
頑張って書き直そう……。泣きたいけど。

鳥かごといえば、pixivで連載されている連作四コマの中で、アルバイト仲間から「はとさん」と呼ばれるお嬢様のフリーターが出てくる。
連作四コマはレンタルビデオ店で働く専門学校生を主人公に、重い過去話を織り交ぜた恋愛ものなんだけど。
はとさんのあだ名の由来は、噂話を拡散するから。噂話とは言っても裏付けはちゃんと取って、正しい内容を拡散するというポリシーがあるらしく、あまり悪くは言われていない。店長さんから伝言板扱いされているし。
そんな店長さんから「最初にそのあだ名を聞いた時、嫌がらせを受けているのかと思った」と言われて、はとさんは「伝書鳩は仕事で空を飛べるから」好きだと返す。
実家にいた時、彼女は陰でカナリアと呼ばれていた。綺麗な話しか耳に入れないように情報を制限されていたから。
父に反抗して実家を出て、一人暮らしとアルバイトを始めてからその陰口はなくなった。一人で立つようになったから。

ネットで無料で読める縦スクロール漫画「夫を味方にする方法」(休載中)でも、主人公が結婚する前はカナリアと呼ばれていた、と出てきた。
調べたら「歌などで実態以上にひ弱な印象がついており、『籠の中の鳥』の着想元と誤解される」とWikipediaに載っていた。
カナリアは名前から想像がつく通り海外から輸入された鳥で、『籠の中の鳥』の表現が出てくるのは十八、十九世紀頃から。だからカナリアとは無関係であるらしい。

金糸雀と漢字で書いたらローゼンメイデンが出てくるけども。

さて本題、『鳥かご』の話。
私が高校の時、地元の秋祭りで、兄弟がひよこを釣ってきてから飼っていた。
秋祭りと呼ぶのは正しくはないのだけど。秋の収穫を祝う祭でも神に感謝する祭でもなく、秋の終わりに寒くなって引きこもる前のお祭り。本来は十月末の日付固定だったのに、少子化で宵宮のだんじりを曳く人手が足りなくなったせいか、私が地元を出て一人暮らしを始めてから11/2〜3の文化の日に変更された。

ひよこの頃は発熱電球(と呼ぶらしい。ひよこを育てるのに使う温かい豆電球)で温度を確保して、若鶏になってからは、うさぎが入るようなケージを買ってきて家の中で飼っていた。
実家は全員が二階で寝るのだけど、その二階に行く階段の手前にある廊下にケージを置いていたから、人が通るたび、鶏が動いて床に敷いていた古新聞がガサガサと鳴っていた。
雄鶏は朝でも夜でも好きな時に鳴くと知った。「動物のお医者さん」はファンタジー。

一軒家だからたまに庭に離していたから、動物図鑑でしか知らなかった「飛ぶ鶏」が見られたのは良かったと思う。実質飼い主の父に似て肥満体だったから、早々に飛べなくなったけど。でぶ鶏。
まあ、運動量が圧倒的に足りていないのは知っている。
私が農業高校(園芸科)に通っていたから、私が卒業するまで、高校から鶏の餌を少々貰ってきていた。(もちろん先生の許可済み)

いつか鳴き声を録音して合成音声歌唱に使おうと思っている間に死んでしまったのだけど。
鶏が死んでケージが空になってからも、ケージを処分するまで前を通るたびにカサカサと音が鳴っていたから、何だかまだ生きているような気がしてしまう。
そう言ったら、弟も同意していた。

鳥かごといえば、そんな変な思い出。
十姉妹とか飛べる小鳥が入っているような小さいかごではなかったけれど、私の中では鳥かごは鶏の思い出。

鳥はもう飼うこともないと思うけど、いつか一人暮らしじゃなくなった暁には猫を飼いたい。
魚も良いなとちょっとだけ思ったけど、水を換えるのが大変だから無理だ。たまに夜店の金魚はすくいたくなるけど。

7/26/2024, 3:53:17 AM