太陽の下で胸張って生きたい!!!
あなたとならどこへでも行きます、と見上げてくる彼女となら。正直どこまででも逃げて住み移る生涯でも悪くないとさえ思えた。
「でもな。そうじゃないんだ」
「どういうことですか」
「なんだろうな。男としての…なんていうんだろうな」
友人が声を上げた。
P「なんとなく分かるぜ」
全員が固唾をのんで見守る。
P「男のプライドってかな。あれだよな」
H「矜持ともいえるか」
「そうさ。オレは正々堂々と胸張ってこの世界でお前と生きていきたいんだ」
「よくわかりません…」
「だよなぁ。オレもよく分からねぇんだが、オレん中がうるさいんだよ。隠れ住んでも生きて行けるかもしれねぇけど。オレはお前と世界を飛び回りたいんだ」
H「フッ。お前はそういうやつだ。よく分かる。免罪符といえばオレもそうだ。この世界で思い切り彼女を愛したいのだろう」
P「げっ…お前そーゆうサムいこと言う…」
H「許されるのならば。そう思ったことはいくつもあった。腐る程な。奴は自ら過去を払拭しようとしているのだ」
「え、あ。いやぁそこまでは考えてなかったけど」
P「か、考えてねーのかよ!」
「許しってのは違うけどよ。お前とお天道様と顔つき合わせてよ。この国を見届けてぇんだ。じゃねぇと…あっちにいったときに顔向けできね~って思ってな!そんなオレでも着いていてくれっか!」
「…無理はしないと約束してくださいますか」
「おう! なにより丈夫だってのは知ってっだろ」
「はい」
耳元で彼女の消え入りそうな声が聞こえた。
着いていきますから…ずっと
「二言は…ねぇよな…」
「は…はい…」
P「家でやれ!!」
H「フッ…」
本日のお題「太陽の下で」と関連付けさせつつ覚え書きに使わせていただきました!!!すみません!
11/26/2023, 5:13:19 AM