静かな情熱。
霞んでも、しんしんと残るその心は、常に発熱している。
私は風邪を引く。歳を重ねる毎に回数は増え、治りも遅くなっていくこの身体。不便だが、使い方を学んで、扱いに馴染みを感じている。
僕はスマホを見る。段々と近づく画面は、視力の悪化を表す良き指標であるが、そんなものを気にも止めず日々を続ける。
毎日の淡々と訪れる起床、食事、就寝。欲が溢れてしまう前に発散し、心が壊れる前に浄化する習慣を、何度繰り返しただろうか。
静かに。ただ静かにその時を待つ。
誰かに幸福だと認めて貰えるその時まで、静かに静かに待つ。
たかが幸せ。
だけど、不幸や絶不調は嫌だ。嫌いだ。
クルクルと思考を巡らすこの脳みそは、いついかなる時も不毛な考えを巡らせている。
ただ、淡々と、単純に、名活に、素朴に、粗暴に、特別に、情熱を燃やしている。
4/17/2025, 3:55:22 PM