たーくん。

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快晴過ぎる真っ青の空。
「空はこんなにも青くて美しいのに、どうして俺の服はこんなに汚れているんだ」
「私のスカートの中を下から覗こうとしたから当然でしょ」
地面に倒れている俺の身体を、女性が靴で踏んでいる。
もしやこれはご褒美なのでは?
「なにニヤニヤしてるのよ、気持ち悪い……」
まるで汚物を見るような目で俺を見ていて、更にご褒美をもらう。
「まさか転けたフリして覗こうとするなんてね」
「転けたフリじゃない。偶然足に引っ掛かりそうな小石があって、その先にスカートを履いた可愛い子がいたから転けたんだ」
「結局覗くために転けたんじゃない!」
女性の踏む力が強くなる。
うーん……流石に痛いぞ。
「警察に突き出してやろうかしら」
「それだけは勘弁してくれ。こうして土下座してるし」
「それはただ倒れてるだけでしょ!」
女性の踏む力が更に強くなり、俺の身体が悲鳴をあげる。
「いててて!わ、分かった!俺が全部悪い!だから許してくれ!」
俺の必死の謝罪で、女性は今回だけ見逃してあげると言って許してくれた。
……次はもっと自然に転ぶようにしよう。

6/24/2025, 10:22:23 PM