「君」のために「あの子」はその命を散らしました。
「君がいなきゃ意味が無い」
そう言った彼にこの世界は苦痛でしかありませんでした。
知ってしまった「君」の味を無くしたことが耐えられなくて。
こんな弱い僕だから叱られてしまうかな、でももうこの苦痛から逃れさせてくれと。
その顔は、とてもとても安らかだった。
「君と代われていたら」
そう言った彼に自分という存在は疎ましいものでした。
あの時あの一瞬居所が変わっていたら、あと数センチそちら側へいたら。
それでも君が「生きて」と呪ったから、俺にはそれ以外の道は無いのだと。
その顔は、痛みを隠しきれないようだった。
どちらが、どれが「愛」なのかなんて野暮なことは決めれません。
ただ4つの命の使い方があっただけです、
それだけに、過ぎないのです。
※2本目
多分半ばいつも通りな感じで飛び越えたんだろうけどさ
やっと行けたそっち側はどうなのよ
まあ、まだ完全には行けてないみたいだけどさ……
今着々と歳をとって思うよ
あんたはその火をどこにくべれば良いのか
ずっと探してたんじゃない?
それは私にも妹にも父にも彼氏にもなかったみたいだけれど。
不完全燃焼のまま
もう燃やす場所を探せない
ははは
ざまあみろ
9/14/2023, 5:46:36 PM