『6時半頃』午後6時半頃 夕暮れ時だ 思いの外優しい風に秋の足音を聴いたのだ 知らない家に灯が燈る 知らない暮らしに灯が燈る 私の小さな頭の中で知らない家の知らない暮らしを想像する 何百何千何万の灯の粒がおしゃべりしながら 夜空に点々と浮かんでいく私もあの子と自転車で 帰路につく ただいまという星になる
9/2/2023, 1:00:17 PM