郡司

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些細なことでも

些細なものごとを一つ一つクリアする積み重ねが、生活するということであり、生活は人生の拠点だ。年月のなかの積み重ねは、人間の地力に直結する。地力のある状態なら、さまざまな物事に対応することのできる安定感が出る。安定感が何をしてくれるのかというと、自分のできることをやろうとするときに、自分なりの「全力を遺憾なく発揮」するアクションを下支えしてくれる。“やり切る者は勝者”だ。他の誰かとの比較を絶した勝者なのだ。

勝者の誉れを掴むために救世主になる必要など無い。必要なのは、「自分で自分を行う」ことと、これまでと今の自分を育んで来るに関わった物事や人への感謝と、自分に優しくあることだ。

自分の手に届く範囲に、自分を育む最善のものはある。成長はステップの連続だからだ。次のステップは目の前のゴミを片付けることかもしれないし、あるいは誰かに電話をかけることかもしれない。多くの人が多分、「そんな些細なこと」と言ったり思ったりするようなものごとが、大事な「次の」ステップたり得る。劇的な嵐はたくさん壊してしまう。些細な風は安らぐ気持ちを呼び起こしたりする。

ものごとのサイズはほとんど関係ない。
ものごとの質は超重要だ。
些細なことのなかにも、その質を見ることが、先々の自分の実力になる。

9/4/2024, 7:48:19 AM