昼も夜も変わらず頭上で光る星たちは、いつの日か瞳に留まることが無くなった。過度に眩く街並みが陽の真似事をして、夜空の輝きを忘れさせている。天象儀の中では虚像の星が溢れる。実物よりも煌めくそれらを眺めていると、何故だか酷く、空しくなった。
3/16/2024, 5:26:35 AM