あーあ。わたしが『君と一緒に』いられる時間は本当に、残りわずかになってしまった。こうして手を伸ばせば届くくらいの距離、つまり、君の後ろの席で、君のブレザーのエリを見つめられるのは3月まで。もちろんそれまでに、手を伸ばしてもおかしくない関係になる、なんてことは不可能で──例えば、バレンタインに勇気を出したとしても、それは絶対にあり得ない。
っていうか、その前に乗り越えなきゃいけないのは受験で、これでその後の人生が変わっちゃうとか、本当に? って思う。
そして次の4月には、ここではない、新しい場所にいるはずで、それって──本当に本当なのかな?
冬休み明けで久しぶりに君の背中を見れたうれしさと、とうとう年が明けちゃったなっていう絶望感とでぐちゃぐちゃになってる人間が、君のすぐ後ろにいるってことを、君は知らない。
ああもう、なにもかもどうでもいいから、ずっとこの時間に、閉じ込められちゃえばいいのに。
受験とか将来のこととかなんにも考えずに、こうやって、君の後ろの席に座ってる、顔も作画されないモブでいられたら、それだけで……なーんて。あーあ。
1/7/2026, 9:41:52 AM