灯した熱の照らす場所だけに身を寄せて、ゆっくりと崩れていく氷の粒の、息づく蒸気をふっとかき分けながら、火を吹く竜の背に乗って、あくびに混じって聞こえる微かな笑い声に、ページをめくる指が鈍く冷えていくのを忘れながら『光と影』
11/1/2025, 2:37:44 AM