「宇宙に行きたい」
貴方は突拍子もなく言った。
「どうして?」
「夜空を駆けてみたいの。流れ星と一緒に」
「そしたら、消えちゃうじゃない」
「そんなの、人間だってそうじゃない。この世に永遠なんて、きっと多分ないんだから」
貴方はただうっとりと夜空を見上げてる。本当に、今すぐにでも宇宙に行って、流れ星と一緒に消えてしまいそうなくらい、今の貴方はとても儚く思える。
「誰かに夢を託されて消えたい。そうすれば、いつだって誰かの心の中にいれるから」
いつだって、貴方は私の心の中にいるのに。
2/21/2025, 11:27:16 AM