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鏡…

本来は顔や髪型、立ち姿、後ろ姿を確認するための道具なのに、迷信や不吉な例えも多い神秘的な意味合いも兼ね備えてそこにある。

大きさや場所、装飾や照明で印象ががらりと変化するのも、面白い。

合せ鏡は良くない…とか、割れた鏡は縁起が良くない…とか、夜中に見ては行けない…とか誰が言い始めたのかも解らない不吉な言い伝えは、何となく守っている。

小説などでも、鏡の世界は氷のように冷たいと言われているので、こちらが生きている温もりのある世界なら、鏡の世界はもう一人の自分の偽物で、こちらの動きを、ただ真似ている造り物で、触ると冷たいのかもしれない。

鏡は見る日の気分で、自分が違って見えるので特に、顔や表情を確認するのは、とても意味がある大事な習慣だと思う。

悲しい時は見ないので、嬉しい!楽しい!時はより倍になるように髪型や表情をチェックする…もう一つ心して見る時は、怒り、恐れ、悔しい時。

多分、物凄く目をそむけたくなるような表情をして、頭から湯気が出ているはず…深呼吸、深呼吸、無理に笑わなくてもいいから、とにかく、深呼吸だ。

鏡は直接、自分と対面して確認できる便利な道具。

もう一つ、大切にしている鏡は…
(人の振り見て我が振り直せ)の言葉だ。

他人の行動や仕草を、自分に置き換えて確認できる忘れてはいけない気持ち。

迷信や不吉な意味合いではなく、全ての鏡には魔法が、もれなく付いていると思っている…どの場所で見たとしても、不完全を完全にしようとする目で、皆、見ているから。

毎朝必ず私は、洗面台の鏡を炭酸水で拭く。

どんなクリーナーよりも、一瞬で綺麗になって今日一日分の魔法が、かかると思うから!

鏡よ鏡…今日の私の一日は…


*読んで下さり ありがとうございます*

8/18/2023, 11:43:52 AM