#優しさ
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時折、身体に温もりのぶつかる時がある。
...ぶつかると言うのは比喩ではなく、本当に。
俺が座っていると、態々寄り掛かる様に彼奴がぶつかって来る。
もっと言うと、そのソファーは三人くらいなら余裕で座れる広さな物なのに...だ。
最初は、なんだ此奴だなんて思った。
幾ら俺が端に座ってるからって、二人だけなんだから他にスペースがあるだろうと。
まぁ、文句を言う気になれず、時々だったから、そのままにしてきたのだが。
...思う所があった時に限る
そんな法則性?に気が付いたのは、つい最近の事。
何となくモヤモヤしてた時に限り、彼奴は俺にぶつかってきた。
特に何を言うでも、するでもなく。
「.........」
ほら、今だって、此奴は俺に寄り掛かり、優雅に煙管を吹かせている。
...いつも通りだったのだが、一体何を感じ取っているのか
そう苦笑したが、消して嫌じゃなかった。
伝わる此奴の重みが、匂いが、気配が。
何処にやって良いか分からないモヤモヤを、受け止めてくれている様で。
だから今も、特に何も言わず俺は彼奴の寄り掛かり台になっている。
ありがたく、此奴のぶきっちょな優しさに寄りかかる為に
1/27/2026, 11:49:13 AM