あの日、目覚まし時計が鳴る直後まで
夢の中で君と話してた。
幸せな時間だったのに君はいきなり真剣な顔で
何か言おうとして口を開いた。
周りの人の話し声でうまく聞き取れなくて
私は聞き返した。
でも、君は横に首を振るだけで背を向けた。
肩を震わせて立ちすくむ君に私は一言言おうとした。
抱きしめようとした。
どうしようかと一瞬迷って声をかけようとしたその時
目覚まし時計は鳴った。
あの迷いがなかったら、私は君に何を言っていたのか
あの夢の続きにもう一度立ち入られるなら
君に言いたい。
「泣かないで」じゃなくて、
「ずっと、そばにいるから」って。
1/13/2025, 6:26:37 AM