優しい陽の明かりと頬杖

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終わりなき旅



向こうに 見える あの 街の 明かりは
誰が 昔に 灯火を ともした

あの 夢は 壊れて 
情熱を なくした けれど

それでも 再び 鼓動が 呼び覚ます ものは

体温の 感じる 人々は 昨日から

この窓の 向こうに 見える 世界を

見上げては 果てない 空を 見上げる

誰か 私に
誰か あなたに
希望という 光を

何度でも 雨が 降りしきる 街を 
僕らは 遠くから 見上げ ながら
世界に 一つ 輝く コインを 投げたいと
思ったのです

あれは 昨夜に
なくした 空を 何度でも 変えたいと
願うのが 生きる意味を 知ることと

なくした ものを 
ひとつ ひとつ また 作り出し
なくした 数よりも
生まれる ものを 頼りと したのです

街の 明かりは 消えず
私が 眠っている ときでさえ
瞬きを ともしては
明日への 鼓動へ 変える

息が 詰まる ときでさえ
誰かは 光を ともして
街へと 生きる

それが
わかるまで
時間が かかる けれど 
また いくつもの 願いを
また いくつもの 希望を
人は 街の 明かりに 生きて 灯す 

終わらない旅よ
旅人よ 
幾千年の 向こうより 
君の 創造が 息吹となって
また 瓦礫より 明かりを 作る

糧を 植えれば やがて
雨降りの 向こうに 光の 差し込む そらが 開く

5/30/2024, 10:24:19 AM