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 家にいても、旅にいっているような感覚を提供できるどころか自分が別世界に入り込んだような環境を提供できる作家さんはすごい。
 毎日、就寝前に本を読むことにしている。それをしているときは自分が生きている世界は虚像のものだと思えてくる。しかし、本を閉じて眠りにつき仕事をする現実は変わることはない。
 別の人生や、世界を体感する旅に再び出掛けたときは仕事であった出来事や人間関係を無にして楽しむことができる。一度、本を閉じてその世界から退出してもずっとその世界にいた気分になれる。だから、書籍とくに小説こそ旅の途中という題名にふさわしいのではないだろうか。

2/1/2025, 5:30:17 AM