秋雨ノ源

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君とお話してて楽しいと思った事は一度も無かった
でも何故か君の話を聞く事が辞められなかった
君の辛い話も楽しい話も全部僕は聞いていた

小さい頃から今の今まで
愛想笑いを浮かべながら
聞いていた

最近君の声を聞いたのは何時だろうか?
「この映画面白かったね!」
これはだいぶ前の話だ...
「私を大事にしろよ!」
これもだいぶ前だ...
「この子の名前は...」
これも...
「美味しい?」
...

懐かしいと思えない
かけがけのない思い出...

悲しい...
君のずっと隣で声を聞いていたかった
面白くないなんて嘘だ...

別れとは悲しい事だと
私は思う。

3/13/2024, 10:22:17 AM