気になるあの子のことが頭から離れなくて、頭を冷やそうと外に出る。
頬に当たる風が冷たい。
秋色から冬に季節が一気に進んだ気がした。
空を見上げると冬空の大気は澄んで星をより眩い。
たくさんの星空が輝いていて、キラキラした彼女の瞳を思い出してしまう。
自分が彼女に惹かれているのは、なんとなく察してる。
でも、認めるのが怖いんだ。
頭を冷やそうと思ったのに、かえって彼女を思い出してしまうほど、想いは募っているのだと痛感した。
おわり
五六四、凍てつく星空
12/1/2025, 2:37:24 PM