日常
海自の機雷掃海のニュースを見た。機雷とは海の地雷。
機雷の処理には2種類ある。掃討と掃海。
掃討は、探知機でみつけて、水中無人機で処理する。
掃海は、感応機雷が艦船に反応して爆発する、という特性に対して、艦船を模擬して自爆させる方法。模擬してというのは、艦船が通ったよ、と機雷を騙して、ということ。
この場合、感応機雷が磁気に反応することから、非磁性の素材で艦船が作られる。要するに、隊員は鉄の船ではなくプラスチックの船で近づくのだ。以前は木造の船で作業していたが、腐食の点から移行したらしい。
何が言いたいかというと、とても危険な任務だ、ということだ。機雷にも多々種類がある。それに対応した処理方法を準備しておかなくてはならない。一朝一夕でできるものではない。
機雷処理の訓練を十全にしているぞ、とアピールすることで、日本に機雷を仕掛けることが無駄だと相手に知らせることができる。
僕たちが日々安心して過ごせるのは、自衛隊員が危険な任務を担ってくれているからだ、ということを忘れてはならない。
日本は、戦争や自衛隊の話をすると、あの人、危険な人かも、という雰囲気があるが、そんなのは日本だけだ。現実を見ようとしない人たちが多すぎた。そういう世代が確かにあった。
もし自分の日常がとても順調だったとしても、こういうことを全く意識せずに、はしゃいでいたら、とっても間抜けな人生なんだろうな、と思う。うわべだけの空っぽの日常。そんなのダサいよね。
6/22/2024, 10:46:29 PM