朝起きて、隣に貴方がいてくれる喜びは何物にも代えがたい。
昔はよくお兄ちゃんに腕枕してもらったっけ。
その数年後、裸で腕枕してあげることになるとは思いもよらなかったけれども。
否、その時から甘酸っぱいような、それでいてどろどろとした独占欲のような相容れない想いが積み重なっていくことは分かっていた。
それが幾年の時を経て結ばれることになったのは多分幸せで、使い古された言葉を使えばこれが運命とやらなのかもしれない。
嗚呼、もうすぐ起こさなければならない時間だ。
けれどもあと少しだけ、この温かな気持ちを噛み締めさせてほしい。
1/4/2025, 10:18:13 PM