心が痛みを訴えて 傷口から赤い涙が流れ出てた
ただ的確に 僕の心臓にナイフを突き刺した
優しく笑う君の顔に 赤いバツばっかり
流れ出る言葉は ノイズでよく聞こえないや 私の柔い部分を抉りとった
痛い痛い痛い 辛い辛い辛い 笑顔が何度もループして これで僕も弱点撃破
あなたを愛していたんだ あなたを信じていたんだ
あなたを憎めればよかった あなたを恨めればよかった
取手からあなたは手を離して、綺麗な笑顔で笑うんだ
「ごめん、ごめん、ごめんね」
「だって仕方なかったの」「なにが」
「君といてもどうしようもなかった」「ねぇ」
「君はきみじゃなかった」「ねぇってば」
「君は良い友達でいてくれた」「まって」
「ねぇだから」「お願いだから」
「最後までお互い好きでいようね」
冷たい手が忍び寄って 息が出来なくなっちゃった
これが運命だったって このために出会ったんだって
あんまりにも綺麗な笑顔が浮かんだから
ああそっか、そっか、そっか
「君は、君は、僕をあいしていましたか?」
「もちろん、生涯きみをあいしてる」
「……やっぱり、嘘つきじゃないか」
『正直心友』———【正直】
6/2/2024, 10:47:42 AM