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拝啓
今日は朝から、やわらかな光が窓辺に満ちておりました。昨日の手紙を書き終えてからまださほど時も経っておりませんのに、こうして筆を執っている自分が、どこか可笑しくもあり、けれど少し嬉しくもございます。貴方を慕う想いをまた綴れるのですから。

私の想い人へ

不思議なものですね。
幾度となくお目にかかっておりますのに、別れてからしばらくも経たぬうちに、すぐ貴方にお会いしたくなってしまいます。

先日まで確かに貴方のそばにいたはずなのに、
ふとした折に、その面影が恋しくなるのです。
とりわけ胸に浮かぶのは、貴方のあの安らかな瞳でございます。

微笑みながらこちらを見つめるその眼差しは、言葉に尽くせぬやさしさを宿し、私の胸の奥にある不安や寂しさを、そっと和らげてくれるように思われます。
もしも心が深い闇に沈み、行く先を見失うような折があったとしても、私はきっと貴方の瞳を思い出すのでしょう。

その面影は、暗がりの中に見いだされる一筋の光明のように、かすかでありながら確かな希望となって、私の胸を静かに照らしてくれるのでございます。

だからなのでしょうか。
何度お会いしても、またすぐに貴方に会いたくなってしまうのは。

こうして今日もまた、同じ面影を頼りに筆を進めてしまいました。もしこの拙い手紙をお読みになり、少しでも微笑んでくださるなら、それだけで私の胸は満たされるのでございます。

次にお目にかかる日が、一刻でも早く巡ってまいりますように。そしてどうか今日も、穏やかな一日が貴方のもとへ訪れますように。
敬具

追伸
今日ボロネーゼをいただいておりますと、不意にこの前貴方とご一緒した日の情景が胸に蘇りました。
ささやかな出来事でさえ、いつの間にか貴方の思い出へと繋がってしまうのですから、不思議なものでございますね。

3/14/2026, 12:45:16 PM