旅舟

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詩『くだらない日々』


 ぼーっとしたり、テレビを見たり、ゲームをしたり、だらだらスマホでSNSを眺めていたり、時間の無駄遣いは天才だった。

 学校の授業は、いかにも聞いてるふりして空想の世界へ飛んでいた。気づけば?好きな子の横顔を盗み見ていたこともあった。

 親の言うことは聞かず、逆らい反発することがカッコいいとさえ思ってた。

 社会の歯車に順応しようとする大人が滑稽で、馬鹿にして笑っていた。

 くだらない日々。

 くだらない日々が、満点の星になる夜がくる。

 手の届かない光は過去のもの。

 ひとつひとつが後悔の日々。

 それがどんなに大切なものだったかを知るのは、人生の小説の後半だ。

 その星に名前をつけるられるのは、わずかな人さ。

 くだらないが意味はあった。

 そんな答えを追いかけて、私の残りの人生がある。

4/2/2024, 7:01:02 PM