小音葉

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我楽多、数多、記憶の花道
人工の星が照らすブリキの街
空はとっくに落ちたけれど
いつでも明るい我らが故郷さ

錆びたあの子は今日も歌う
遠い昔の歌姫のように
掠れた声で、情熱を誦じる
胸のポンプは冷たいけれど
雄叫び、喝采、雨のように
鉄の皮も羽衣となる

彼らは間違えた
繰り返し、何度も、何度も
彼らに愛された
初めて見た二つの光を忘れない

街外れの暗闇、汚濁の水鏡
調子外れの音階は
無機質の宙、彼方へと走り去る
ワタシは天国にも地獄にも行けないけれど
祈るように、パイプを鳴らすの

(ラララ)

3/7/2025, 11:05:17 AM