彗星

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花束を買った。
ただなんとなく、彼女に感謝を伝えたくて。
彼女の好きな黄色とピンクの花。

店員さんがメッセージカードもつけてくれた。
丁寧に彼女の名前を書いた。

帰り際、彼女の喜ぶ顔を思い浮かべると、足取りが軽かった。

喜んでくれる、きっと。

ゆっくり玄関の扉を開けた。
夕飯のシチューの匂いがふわっと広がった。

2/10/2026, 5:13:35 AM