雫華麗詩羽

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【凍える朝】

朝早く起きて
急いで制服に着替えて、ご飯をかきこんで、
チャリを爆速でこいで、最寄りに向かう。


電車に乗って
単語の勉強して、友達と合流して、
「寒いね」って話す。


こんな
どこにでもある平凡な日常の
"おわり"が、迫ってきている。


あと1年、凍える朝が続く日々を過ごせば
『あの人達のことも、二度と思い出さないんだろうな』

凍える朝に、顔を上げ
白い息をはきながら、そう思った。




11/2/2025, 8:41:02 AM