「ジョージを殺して欲しい。」
届いたのは一通の手紙だった。
『 ジョージ、今日一緒に帰ろ』
「えっ、あ、んー、ちょっと今日用事があってごめん。」
『 ほほーん、彼女できたか?』
「いや、ちが、くわないんだけど。」
「あー、やっぱ一緒に帰る!」
『 ねぇジョージ、だいじょぶ?顔色悪いよ』
「うん、だいじょぶ」
『 で、どーなの?彼女』
「えっ、か、かわいいよ」
「ばいばい」
『 うんばいばい』
僕は顔色の悪いジョージの後をつけることにした。
ここは?墓?
「ごめんなさいごめんなさい。愛する彼女を助けたかっただけなんです。」
ただただ墓石の前で謝るジョージがいた。
『 ジョージ』
「えっあっ、マイク。」
「きっ、君は?!!?!」
僕の右手には小さいナイフ。
『 あぁ、ジョージごめん。』
「ふふっははっ、君が殺し屋なんだねマイク。」
「どうか僕を善人のまま殺してくれ。」
『 う、うん』
震えていた、ありえないほどに。
『 ジョージ、、やっぱり僕、君だけは、』
「ははっ、君ほんとに殺し屋?人1人殺せなくて殺し屋?反吐が出るね。」
『 クッ』
グサッ
「アガッ」
「いいん、だよ。それでいい、んだ。」
「マイ、ク、、あり、が、と」
あとから聞いた話だ。ジョージは女性が誘拐されそうだった所を助けたらしい。
犯人を殺して。
4/4/2024, 1:37:50 PM