(題目しらず)
『道理百遍 義理一遍』
これは、人の心を動かすには
道理を百回説き聞かすよりも
一回情義のこもった行動をする方が
有効であるという意味のことわざ。
まさしくそうだと私も思う。
(何様だ。どの口が言う)
情義のこもった行動を普段から取る人は
道理の大切さも認識している。
情義のこもった人の言う道理一遍は
普通の人の道理百遍分の力を持つことがある。
それは、道理一遍が義理一遍。
道理を説くこと自体が
情義のこもった行動になるということだ。
道理を上手く使う人は
道理の特性もよく理解している。
義理は即時性、道理は遅効性。
情義のこもった行動は
すぐさま人の心を動かすだろうが
道理はすぐさま人の心を
動かせないことも少なくない。
それでも、5年後10年後に効いてきて
相手の心を動かすこともある。
「あの時言ってくれた言葉の意味、
今になってようやく気づけました…」
といった具合にだ。
だからこそ
百遍も聞かすことはしないのかもしれない。
11/23/2024, 11:21:38 AM