ね。

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女の子の名前はサラ。
サラは、目が覚めるとまず始めに窓を開けます。お日さまの光を浴びるのが毎日の楽しみなのです。が、今日は残念ながら少し曇り空です。しかも、冷たい風がぴゅーぴゅー吹いています。

「今日はお日さま、みえないのかなあ?」
と、サラは窓から身をのりだしました。その瞬間、ぺたっとおでこになにかがあたり、はらりと足元に落ちました。


「わあ、びっくりした~!ん?なんだこれ?」


サラはぶつぶつ言いながら、落ちたものを拾いあげました。みたこともない形の落ち葉でした。なにやら文字のようなものが書いてあります。


『⭐&♡&∞&♬』



「うーん、なんて書いてあるかなあ?読めないなあ…。」


サラは落ち葉をひっくり返してみたり、しばらくそれをながめていましたがなんと書いてあるか見当もつきません。でも、好奇心旺盛なので、どうしてもこの文字らしきものが気になって仕方ありません。あれこれ考えて、村1番の物知りおじいの家に行って聞いてみることにしました。




朝早くの可愛い来客に、優しい物知りおじいは大喜び。あったかいココアを入れてくれました。サラが落ち葉をみせると、にっこり笑って、


「おそらくこれは、冬の妖精が書いたものじゃな。今、なんて書いてあるか調べるから待っててな、サラ。」


と、言いました。
そして、落ち葉を片手に何やら本棚から辞書らしき分厚い本を取り出して調べ始めました。ふむふむ、と落ち葉の文字を読み終えたおじいは、


「サラ、分かったぞ!これは、″冬の足音″と書いてあのるじゃ。冬が来たよ、という冬の妖精からの手紙じゃのう。」


物知りおじいの言葉を聞いて、サラはふふふ、と笑い、こう言いました。


「今日はお日さまには会えなそうだけど、可愛らしいお手紙を冬の妖精さんからもらえたから、とってもステキな日だわ!物知りおじい、ありがとう!!!」


おしまい♪

12/4/2025, 5:41:07 AM