<無色の世界>今日は大事なコンクールの日緊張で自分の楽器をいつもより強く握ってしまう重いカーテンを抜けると照明で照らされているステージが広がっている指揮者が指揮台に立って拍手が起こる指揮者がゆっくりと構えた自分の心臓の音しか聴こえないほど張り詰めた空気息を吸って一音目を奏でるそれはまるで無色の世界に色をつけるみたい
4/18/2024, 11:32:16 AM