YUYA

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静かな朝
窓辺を撫でる風
白い湯気がひと筋、
時間をやわらかく揺らす。

カップを包む掌のぬくもりは
まだ伝えたい言葉を抱いて
過去と未来の狭間に
淡く灯り続ける。

もし、この一瞬を
誰かに渡せるなら
後悔もためらいも
甘く溶けていくだろう。

だから今、
コーヒーが冷めないうちに
心を運ぶ――
あなたへの、
温かな記憶のままに。

9/26/2025, 7:05:59 PM