風のいたずら。
YouTubeを見ていたら、とある動画に出会った。
それはレースのようなもので、ゲームではない、
実写であり、ミニチュアの世界のなかを走ったように錯覚した。実際はミニ四駆を走らせて撮影したものだ。
ただ、目線はミニ四駆に直接カメラ(GPRO)を付けたもので、地面や部屋のなかで縦横無尽に駆け巡ったレッドレールを滑り、走行していく。
スタートがあって、ゴールがある。
動力はなし。位置エネルギーと運動エネルギー。
しかし、それでは坂を登るのは難しい。ブースターという乗るとダッシュボードみたいにタイヤの回転率をあげるものがいくつか設置してあって、それで加速を得た。
芝生の敷地内が広く見えた。実際広いと思う。
撮影者は道楽息子なのだろう。土地はアメリカ。
子供用のビニールプールの水上を走ったり、その周りを走ったり、ブーストを上げて敷地の塀の上を走ったり、脇にそれて高い樹木を回るようねカーブになっていたり。
4分の動画なんて、普通の動画ならあっという間だったが、レースができそうなレールの上を走るミニ四駆は爽快で、風が感じられる。
かたん、かたん。
レールが続いたものだから、つなぎ目で音が鳴る。そこは電車の線路と同じ感じ。
四駆で巻き起こった風で、地面に落ちていた落ち葉が舞い上がったほどだ。その1枚が揺らめくスケーターのように踊り、GPROの横をかすめる。風のいたずらで臨場感まで味あわせてくれた。
(あとで)
1/18/2025, 9:03:36 AM