伊藤透雪

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この世界は/人の世界で


陽の当たる輝きは
コントラストの影を連れて
ふたつの世界をかたどる朝(あした)へ

花の季節の不安定、
若さが作る無軌道と夢
風に吹かれた大人への初め

強烈に照りつける光と輪郭
カットの角強く表れ
嬉しさと悲しさを迷う季節

枯葉が円を描く様
大人が愛でる風景に
色とりどりの生き様を思う

寒さ厳しい季節では
ストーブに手をかざし
ケトルの湯気に思い出映し
椅子に座って膝掛け乗せて

巡る世界の表裏
光はのぼり暮れていく
いつの間にか眠ってしまった


1/16/2026, 4:04:25 AM