欲望
見えない場所に押し込んだそれを、君は見ないようにしている。
それは時に意図的で、少しだけ無意識だ。
分厚い布をかけて奥に仕舞いこんで見ないふり。
上手くできてるはずだと笑う声が痛くて、君が「そう」しなくちゃいけなかった世界を責めたくなった。
君の行きたい場所に行こう。
君のやりたいことをやろう。
君が「楽しい」と思えることをしよう。
大丈夫。
優しい君のことだから、きっと耐えられちゃうと思うけど、
床に零して捨ててしまうくらいなら少しこちらに寄越していいんだよ。
全部が全部受け取れるわけじゃないけれど、仕舞い込んだそれが少しでも軽くなったらいいな。
3/1/2026, 11:58:46 PM