「世界に一つだけ」
母が編んでくれたマフラー
お店で毛糸を選んで、母とデザインを相談して、母が作ってくれたマフラーはとっても長いピンクの毛糸のマフラーだった。小学生の頃は、ヤンチャな子に縄跳びにされた事もあるくらいには長かった
何となく使い勝手が良く、高校生になっても使っていたら
「なんかもう小汚いから捨てたら?長く使ってくれるのは嬉しいけど、ちょっともう恥ずかしい」
作った母本人にそう言われると、まあ確かに色はくすんでしまい少しボロっちい
でもこのマフラー、結構使いやすくて馴染みがいいんだよな…と思っていたら
「妹のマフラー貰ったら?妹にも作ったけど、あの子全然使わないのよ」
それなら…と思い妹と相談。無事貰える流れになったので妹の白いマフラーを使う事になった
しかしこれがまた使い勝手が悪い。妹が使わなかった理由がなんとなく分かってしまった。作者は同じなのに不思議だ
ピンクのマフラーが恋しい…
9/10/2024, 8:23:07 AM