夜空を駆ける
真っ赤なお鼻のトナカイは、いつもみんなの笑いものでしたが、サンタクロースさんの
ご指名により、プレゼントを届けに行くご用を申し使ったのです。サンタクロースさんはフィンランドにたーくさん居て、それぞれ1頭のトナカイに引かせて目的地まで行くのです。
さて、このお話には続きがあったとかなかったとか・・・。
クリスマス直前に「お前の光ってる鼻が、夜道を照らしてくれるだろう!頼むぞ」と言われたものの、急すぎて心の準備ができません。
「あの、えーとボクは何をすればいいのですか?」「なにをすれば?って、いつも通り、私の言う通りに走ってくれたら、それで良いのだ」「ボクは旧式なので、トナナビ付いてませんけどだいじょうぶですか」「安心しろ、ワシはナビになど頼ったことはない」「ボク、だいじょうぶかなぁ」「自信を持て!お前の鼻の光は本当に明るいし、普通に走れたらそれでいい」
ぐずぐず迷っていたトナカイは決心しました。やるしかない!そして、サンタクロースさんとタッグを組んでプレゼントを届ける旅に出発しました。
クリスマス・イブからクリスマス、夜空を駆けるトナカイの中でも、赤い明るい光が見えるのが彼らです。
No.116
2/22/2025, 5:19:28 AM