緋鞠

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どうしてだろうね。なんの根拠もなしに、君とならずっと一緒にいられると思ってた。君とならなんだってできるし、どこへだって行けると思ってた。
でも、君は違かったんだね。気がついたら、君は僕の隣にはいなかった。初めのうちは、君がどこかに隠れてるんじゃないかって思って、色んなところを探し回った。今までに行ったところ、行ったことのないところ。とにかくたくさんの場所を探し回った。
でもね、本当は気付かないふりをしていたかっただけだった。本当は気づいてたんだ。君が僕の隣にいないこと。
僕の元にもう一度、君と出会った夏が来た。いつか君にもう一度出会えるまで、僕は僕なりに必死に生きてみるからさ、もしもう一度会えたその時は、あの日みたいに笑ってくれますか?

お題「友達」

10/25/2024, 4:02:34 PM