りくのいるか

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心と心

歯医者さんで親知らずを抜いて貰ったのがきっかけで
三叉神経痛になり

身体中が痛くなって、

1年間ずーっと痛み止めを飲み続けていたら、アナフィラキシーを起こしたり、多くの薬物アレルギーになってしまった。

お医者さんにかかってみたら

身体中が痛くなるのは結局、鬱病が原因だと言われた。

家庭内のいざこざと、いじめが忘れられず

ずーっと他人や家族も怖くて、苦しくて、毎日死にたい死にたいと思っていた。

バチが当たった。

中年にさしかかり

本当に命に関わる病気になって

今度は凄く死にたく無いと思った。

私は本当は、死にたいのでは無くて、助けて欲しかった。誰かに理解して貰いたかったのだった。

薬物アレルギーが増えたので手術中に死ぬリスクが高くなってしまったし

良い医師も紹介して貰ったのに、対人恐怖症と過去の恐怖が蘇り、どうしても信用できず、怖かった
( 幼少期にアデノイドの手術を失敗され、他院でやり直した )

それに、ものすごく痛がりなので、どうしても手術したく無かった。

たくさん悪あがきをした。

食事療法も運動療法も色々やり、スピリチュアルもやった

スピリチュアルは優しそうなイメージがあったので期待したが、

病気が悪くなってくると

「あなたが○○なせいです!」

と、私を責め始めた。

私を責めているスピリチュアルの先生や

自然療法の先生達の表情や目をジッと見つめていて

同じ感情がある事に気づいた

「もしかして……私が悪いんじゃないか?間違っていたんじゃないか?
私は悪くない!責めないでくれ!」


自分が信じている物が間違いではないかと言う恐怖だった

「悪人になりたくない!私は善人になりたかったのだ!悪いのはこいつに違いない!そうだ!」

可哀想になって、自然療法やスピリチュアルの先生達に精神的に頼るのをやめた。

病状が悪化し、腫瘍が27cmに育ってしまい、
夜、寝ていても腫瘍がドクドクと勝手に大きくなっている感覚に耐えきれず、手術を決めた。

父は無関心で母も兄も心配してくれず、ぼんやりしていた。

私は1人なんだ……。

手術を受け、痛みと絶望と孤独にひたすら泣いた

動け無かった。頑張れない身体になってしまった。

しかし、考え方が、変わった。

他人とは分かり合え無いことを前提として
孤独に暮らしていると

ふとした優しさが
ものすごく暖かくて

違う涙が出た。

分かり合え無いはずなのに

分かろうと努力してくれるなんて有り難い

本当にありがとう

あと、他人に助けてもらいたい、わかってもらいたいと言う欲望も

自分で自分を助けて、自分で自分を理解して
自分が自分の親友になる事で解決するとわかった。

『働く細胞』と言う漫画も読んで、身体に感謝して大号泣した。

極限まで落ち込む事も大切なのかもしれない。

あぁ……説教臭い。
自分に説教。

12/12/2022, 1:47:18 PM