向日葵が太陽を向く季節、僕は彼女に出会った。真っ白なワンピースと麦わら帽子が良く似合うアニメのヒロインのような彼女は僕の前に現れた。大きな入道雲を背景に振り返った君はなんだか夏の間だけ現れる妖精のような気がした。そんなことを考えていると「どうしたの?」と君に声をかけられ、少し動揺した僕に「大丈夫?」と小馬鹿にしながら眩しい笑顔が僕の夏を照らす。まだ夏は始まったばかりだ。
8/11/2024, 12:05:05 PM