複雑怪奇の羅針盤

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僕の名前はココロオドル。ピチピチの小学五年生✨️
名前の由来は、どんな時でも明るく元気にこころ躍らせる人になってほしいて、おばあちゃんが言ってた。お父さんとお母さんは、遠い所で旅に出て、今はおばあちゃんと二人で住んでる。少し淋しいけど僕は元気に過ごしてます。
今日は月曜日で学校に行く日。朝の支度をして、おばあちゃんに行ってきますを言って学校に登校する。

「おい、愉快人また薄気味悪い笑顔して気持ち悪いんだよ」

教室に入ると同級生の恫喝剛くんが話しかけてくる。周りから僕はいつもニコニコしてて、ココロオドルだから愉快人て呼ばれてる。

「やぁ、剛くんおはよう」

僕は笑顔で楽しそうに挨拶した。

「休み時間になったら校舎裏に来いよ。絶対だからな。」

釣り上げた目で僕を見ながら剛くんは、言いたいことを言って、席に戻った。チャイムが鳴ったので僕も席に戻り、一日の朝が始まった。

「やっと来たな、さっさと金を寄こせ」

ここは、校舎裏で誰も人が寄り付かない場所。剛くんは、僕がおばあちゃんからお小遣いを貰ってることを知っていて、毎回、お金の要求をしてくる。断ると、お金を渡すまで殴られ続ける。それでも僕は、笑顔で渡す。約束だから。

「たったこれだけかよ。仕方ねえな。また明日ババアから金分捕ってきた金寄こせ。分かったか」  

そう言って、お金を受け取ると興味を失って教室に戻っていた。そんな剛くんの後姿を見ながら僕は、笑顔で見送った。

「おばあちゃん、ごめん、お手伝いたくさんするからまたお小遣いください」

学校が終わり、家に帰った僕は、おばあちゃんにお小遣いを貰いに行った。

「また、虐められてるのかい」

そう言ったおばあちゃんの顔は悲しい顔していた。なので、精一杯の笑顔を見せて(違うよ)と否定した。良い子にしたら、毎日楽しくしていたら、お母さんとお父さんが返ってくるて約束したから。だからお小遣いがほしいとおばあちゃんに言った。

「もういないんだよ。お前が小5の時にお前の両親は事故で亡くなったんだ。現実を受け入れるのは辛いかもしれない。でも、高校生になったんた。少しでも前に進んでくれ」

涙を流しながら必死に訴えるおばあちゃんを見て、僕は安心させるように言った。

「大丈夫だよ。おばあちゃん、絶対お父さんとお母さんは帰ってくる。だってこんなに僕は、毎日ココロオドらせて楽しく過ごしてるんだから」

ケタケタと笑いながら口を釣り上げておばあちゃんを見つめる。






10/9/2024, 3:22:56 PM