多田野一人

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紅茶の香り
中学生の時、初めて紅茶を飲んだ…緑茶しか飲んだ事が無くて、少し大人になった気がした…けれど、初めての紅茶は、苦くて、もう飲めないと思っていた…
けれど、あの、初めての香りが、鼻の奥で忘れられなくて…ストレートは諦めて、砂糖を入れて、飲める様になり…
丁度その頃、読んでいた恋愛漫画で、喫茶店が舞台でもっと好きになって…勿論、喫茶店のような美味しい物は買えなくて、安い物だったけれど…
いつか…誰かと…街角の小さな喫茶店で、美味しい紅茶を飲みながら…
そう心に描いて…

10/27/2024, 3:10:06 PM