ページをめくる 真新しい本のカバーは、シンプルな装丁で、目を奪われる様な派手さは無い…でも、そのシンプルさに、何か心惹かれるものがある…最近には珍しいハードカバーで、手に取ると、本の厚みの割にはずっしりしている… 表紙をめくると、インクの匂いが鼻腔をくすぐる…この、真新しいインクの匂いも好きだけれど、古本の、あのカビ臭さも、好きだな、なんて事を思ってしまう…目次の後をめくると、そこには、なんだか懐かしい様な、軌跡を描いた物語が紡がれている…
9/2/2025, 3:04:43 PM