木枯らし何故だろうか。体の真ん中が、とてつもなく冷えていた。私は、風を避けるようにして街を歩く。それでも冷えは私の体を蹂躙したままだ。何故?…いや、分かっているはずだろう。この冷たさの正体を。私の心は、木枯らしの後の木のように。隙間だらけなのだ。
1/17/2024, 3:45:37 PM