ちる

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ミニひまわりが揺れて
咲いた笑顔を思い出す



音立てたグラスの氷に
冷やされたはずの唇も
重ねた一瞬で君の体温に溶けた

あの日はもう
セピアの向こう側



銀色のタンブラーは
汗をかかないし

氷も音を立てたりしない



過ぎていくのは
君がいない日々



【日常】

6/22/2024, 1:53:29 PM