「死んだかと思った」嘯くその顔はいつも通りの仏頂面。彼なりの冗談だと理解しないわけではない。それでも相変わらずわかりにくいものだから、確認のためその体を腕の中に収めてみる。熱やら心音やらを確かめる前に、脈が速すぎませんか、などと文句を言われて思わず笑うしかなかった。(題:My Heart)
3/28/2024, 1:43:29 AM