宮平和実

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「きらめく街並み」

 イルミネーションできらめく街並み。
 ああ。12月か。と思い、イルミネーションを見ながら、友達を僕は待っていた。
 スマートフォンの通知音が鳴る。
 もうすぐ友達が来るみたいだ。
 
 少し時間が経ち、僕を呼ぶ声がした。
 有名なコーヒーショップの手提げ袋を持って友達が僕の隣にいた。
 
 「おまたせ!ごめんね。寒い中、待ってもらって。これ、君が気になっていたコーヒーを買ってきたよ!」
 君は僕にコーヒーを手渡した。
 「ありがとう」
 僕が、以前、話していた事を友達が覚えていた事が嬉しかった。
 「2人分あるから、イルミネーションを見ながら飲もう」
 「そうだね!」
 ベンチに座り、僕たちは温かいコーヒーを飲みながら、イルミネーションを見ていた。
 二人とも、コーヒーを飲み、同時に感想を言った。
 「美味しい!」
 寒い中で、飲む温かいコーヒーが心身にしみる。
 「イルミネーション、綺麗だ」
 僕がそう呟く。
 「うん。ほんとうに綺麗だね」
 友達もイルミネーションに見惚れていた。

 僕は、友達と見たイルミネーションの景色と温かいコーヒーの味をきっと忘れないだろうなと思った。
 
 
 
 


 
 

12/5/2025, 1:26:56 PM