月は狡い。
自ら輝かないくせに、夜になると我が物顔で街を照らす。
星は静かだ。
自ら輝き、なんだったら太陽よりも光るはずだ。
だけど、夜の空に隠れ、慎みながら光っている。
月明かりは苦手だ。
特に満月は。
否が応でも僕を照らしてくる。
夜ぐらい僕を映さないで欲しいのに。
星明かりは優しい。
満点の星空は、優しく照らしてくれる。
一つ一つの光は弱いけど、集まって照らしてくれる。 その光は、優しく足元だけを照らしてくれる。
太陽はうるさい。
太陽の光が正しいかのように一方的に突きつけてくる。
それが僕は嫌いだ。
けれど、太陽もどこかでは星のひとつなんだ。
どこかで、誰かを優しく照らしているひとつなんだ。
そう思うと、少しだけその光を受け入れてみた。
4/20/2025, 1:44:41 PM