M.E.

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夜、床に就く前、暗くなった部屋に、学習机の間接照明が部屋をほんのりと照らしているのをみたときに、なんだか不思議と安心した気持ちになる。



なんでだろうと思っていたけど、急を要す疑問ではないと思って、これまで深く考えてなかった。 

けれど、ふとした瞬間にわかった。わたしが2歳くらいのときに買ってもらって読んでいた絵本で、真夜中に少年と猫が部屋を飛び出して冒険に出かけるという話があった。

わたしは気になって、その本を押し入れから見つけ出した。

夜に冒険に出るというのは、子どもにはできないことを、そのときのわたしはなんとなく理解していた。

だからこそ、そのときのわたしにはできないような、ワクワクするとびきりの冒険に憧れたのかもしれない。

真夜中に自分の部屋から冒険が始まるような、非現実的だけど、ワクワクする、そんな想像をしてみる。なんて、素敵なんだろう。



絵本は”想像の世界”を描くことができる。描かれた想像をみて、読み手は実生活のなかで、さらに想像を膨らます。そして、それが現実でも実現されることもしばしばだ。



想像は”無限大の可能性”がある。想像が現実になるという、信じ難い一説もあるが、あながち間違いではないのかもしれない。



せっかくなら、悲しくて涙が溢れてきたときも、楽しくて仕方がないことを想像してみる。

不安に押しつぶされそうになったときも、情熱を携えて希望ある未来を想像してみる。

これを習慣にできるようにしていくと、その習慣が人生になっていく。



うまくいかなくても、一回、またもう一回と信じてやってみたらいい。自分の人生の実験者は自分で、対象者も自分なのだから。









___________________________ふとした瞬間_______。

4/27/2025, 2:40:53 PM