君はデートの時に天気予報を見ない人。雨が降るって知っていても傘を持とうとはしない人。お店から出る時、雨の降る空を見上げて、君は私の方に手を差し出す。私はいつもどうりに、自分の傘を手渡して君はその傘をさして歩き出す。その隣を私が歩く。ところで、私は雨が嫌いなの。音がうるさくて君の声は聞こえないし。何より、傘から出て濡れる肩が冷たくて、乾いた君の服が恨めしくて、何故だかとっても、寂しくなるから。【相合傘】
6/19/2023, 10:54:44 AM